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暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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理由

職場で、やたらときつくあたる人がいて。

パワハラ同然の言動に、悩みは日々深まっていたのだが。


今日、その理由がわかった。


わたしが資料作成でミスが1つ、たった1つ、そう。 たった1つ犯しただけでも、

会議で、上司に、嫌味をちくちく、そして手厳しく批判を浴びせる輩がいるから。

とのことだった。


普段から仲の悪い者同士、会議の席では、相手のささいなミスさえ、

反撃できるチャンスになるようだった。


だから。 だから、わたしが作る資料で、ミス1つあっても、許されない、と

あいなることが、よーくわかった。


なんだか、代理戦争に巻き込まれているが、しかたない。


その人は、今日、わたしにこう言った。


俺がパワハラまがいのことをして、なんともない顔してるけどって。


まったく。 よく自分のしている事がわかっているじゃないか。

と、呆れたのだった。


なんともない訳がない。 でも、それをわたしが顔に出さないから、なお手厳しくする。

と言ったところらしい。


もちろん。 わたしは同僚仲間にさんざん愚痴っているよ(笑)

家族にも、友達にも、さんざん愚痴っておりますよ。


わたしが言いたいことは1つ。


そんなことをしていると、どんどん、嫌われてしまうよ、ということだった。


とはいえ、良く取れば、その人も人間関係で苦労して居るのだなとわかったので、

わたしもミスしないように心しないと行けないとなる。


でも、その人の性格なのだろう。


けっして、人を褒める事が無い。

けなすことはあっても、褒める事が無いのだ。


ミスをあげつらう事なら得意だが、人が成し遂げたこと、良い点に目を向ける事ができない人だ。


世の中には、この手の人が、実は、上司として存在している人の中に、

沢山いるのではないだろうか。


そう思うと、松下電器を創業した故人松下幸之助の偉大さがよくわかる。


若輩の私から見ても、松下幸之助という人は、待つ事が出来る人だったのだとわかる。


待つにはいろいろいな事が含まれるが、じっと時を待ち見続けることができる心の余裕と強さがある。

それらを裏打ちする背景には、謙虚という2文字があったからなのだと、書物を読んでも

よくわかるのだ。


辛く当たって、傷つける事を意図して発した言葉に、相手が平然とした顔をしていたら、

もっとやってやろうという考えを持つ人間を尊敬できるはずがない。


でもね、世の中には、必ずこう言う人がいるのです。

少なくとも、私が見てきた中では、どこの会社にも、必ず一人はいる。


わたしがじっとその人を観察し、距離を取っているのも、理由はそこにあるが、

上司なだけに、関わらない訳にも行かないので、その辺り、バランスが難しい。


でも、今までの大変な12年という時代を経て経験してきた事から言えることは、

どんなに辛く大変な時であっても、

最低限、自分のするべきことをし、日課を欠かさず遂行し、じっと時を待つことが、

事態の改善に役立ってきたなと思う。


世知辛い世の中に会って、多くの人が、人間関係の悩みを大なり小なり職場で抱えている。

競争が激しく、利益を出さないことにはと人を急き立てる時代の波の中で、

人は、待つと言う事ができなくなってしまった。


待つとは、時を待つということであり、

例えば、人が成長する過程を待つ、ということが、もっとも忘れ去られ、切り捨てられてきた

ことに思えるのは、私だけだろうか。


上司が横暴な人に当たってしまった人は、不運だ。

わたしを含めてだけれども、自分が変わるしかない。


委縮する必要はないが、何をやっても何かを言ってくるタイプの人なのだから、

いちいち取りあっていたらきりがない。

と思えば、気持ちも軽くなるのではないだろうか。


古今東西、人が職場を辞める理由第一位は、人間関係の悩みだからだそうだが、

さらに世知辛い現在の世の中では、そんな不運の中に会っても、

自分なりに生き抜く術を身につけて行くしかないと言えるのだと思う。


このブログの、穏やかな暮らし、という趣旨とは反して居る日記になってしまったが、

どんなに外界が荒波であっても、荒んだ気持ちを癒し、なだめ、調えることも、

また穏やかな暮らしを実現するうえで、必要なスキルだ。


生きる智慧。


それを体得するには、わたしはまだまだ未熟であり、でも、無知でもなく、

つまりは、学びの途上にあると言う事だった。
by carmdays | 2012-03-21 20:23 | 日記