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暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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うつ病の人

職場に、うつ病になってしまった人がいます。


理由、原因は、わたしはわかりませんし、他の職場の人も分からないそうです。


いま、その人は休んでいます。


出勤しては、休む。

休んでは、戻りたいと出勤する。

それを繰り返してきたようです。


きっと、その人の中では、原因があるはずです。 

何かきっかけがあり、理由があり、うつ病になってしまったはずです。


それを克服できない限り、なかなかうつ病を克服するのは難しいでしょう。


だから、そっとしてあげることが、大事に思えているのですが、そう事は簡単ではないようです。


もう大丈夫ですから。

今日は調子がいいですから。


そう言って、出勤してくる物の、とある時は、毎月曜日、休んでしまったりを繰り返しているそうで、

うつ病だとは分かってはいても、怠慢ではないかと見る人も、やはりいる訳です。


わたしは、彼女の立場に想いを馳せていました。


原因・理由がなんであれ、うつ病になってしまった訳です。

毎日、鬱々とした気持ちの中にあって、朝が起きれない、起きるのもおっくう、支度するのもおっくう、

行く事を考えただけでおっくう、気遣われることがわかっている職場に行く事が気が重い。


きっと、その人の中では、無数の鬱々とする理由があるのだと思います。


でも、こんな不景気。

簡単に転職なんて出来ない。

おいそれと、休養のために、辞めることもできない。


蓄えが存分にあれば、働かずに1年、2年と休養する所だけれど、

暮らしのために働かなくてはいけない。

でも、本当は、何もせず、心を休めたい。


そんな葛藤が、その人の中ではずっとあるのではないか。

だからこそ、尚更、苦しくつらいのではないか。

だからこそ、うまくいかない現実が、なお重くのしかかってしまうのではないか。

だからこそ、なおさら傷つきやすい心の状態ができあがり、人の他愛ない言葉に深く傷つき、

また立ちあがれなくなってしまい、心がぽっきりと、折れてしまうことを、繰り返さざる得ないのではないか。


不憫でなりませんでした。


本当ならば、1年、2年、働かずに、ただ穏やかに暮らせる時間が持てることが可能ならば、

それがその人には1番良い事なのですが。


時代は、それを許さないようです。


幸い、わたしの職場は、個々人の働きやすい環境作りに力を入れていて、

個個人の事情をかんがみて、対応してくれることが確立されています。


だからこそ、そう言う状態にある人でも、働いていけるのだと思いますが、

そう言う状態が長い間続くと、業務にも支障が出る事がやはり出てきてしまうのはいなめず。


今の所、周りの人々の理解を得て、みんなからのサポートを受けて、退職せずに済んでいます。


その人は、どれだけ苦しく、辛いでしょう。

傷つき、不安で、たまらないでしょう。

寂しく、孤独で、希望を抱けてはいないでしょう。


時代のせいなのか。


いまは、そういう苦しみの中に居る人が、本当に多い時代なのだと思います。


みな、幸せになるために生まれてきました。

ただ、幸せになりたいと、願っているだけに過ぎない。


でも、時代というのは、人のそんなささやかな暮らしへの願いさえ、かき消して行ってしまう大河のようです。


あらためて、わたしは、自分の今を見つめています。


自分の今に深く感謝するとともに、苦しみの中に居る人に想いをいだき、

ただただ、幸せのありかについて、考えています。
by carmdays | 2012-04-26 20:19 | 日記