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暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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話しあい

所属してた部署を解雇されたことで、わたしの進退をどうするのか。


上司と話しあいました。


わたしは、

今の職場が大好きだし、人にも慣れてきたし、働いてい楽しいから、辞めたくない。

だから、部署移動したい。


そう伝えました。


それ以外にも、これまでにあった数々の経緯、背景、出来事すべて、お話ししました。


上司は、よく話を聴いてくれ、移動できる部署について、考えてみますから。

そう言ってくれました。


心が救われた思いでした。


わたしは、この職場に来る前は、かれこれ3年近く、職がない状態で、本当に貧乏な暮らしを

送っていました。


もとは正社員で働いていましたが、リーマンショックで解雇されてからという物、

不景気の影響で仕事がなく、年齢も年齢という事で、仕事が決まらなかったのです。


上を目指せば、経験が無いと断られ。

簡単な事務職を受ければ、年齢がと断られ。


どっちにも進めない。 どっちにもひっかからない。 そんなつらい精神的日々を送っていた事を

思い出します。


お金だって、もちろんなくなる訳です。

アルバイトも受けましたが、アルバイトさえ決まらなかったんですよ。


絶望的な気持ちになった事を今でも覚えています。


その間どうしたかというと、親に生活費を支援してもらって、なんとかやり過ごしていた訳です。


これでも大学院を出ています。

でも、不景気の仕事探しに、そんな学歴は何の役にも立ちません。


経験を積みたくても、仕事が決まらないことには、経験が積めないもどかしさ。

年齢制限という壁。

そもそも、受けれる仕事がないという大不況の到来。


だから、やっと決まった今の職場を手放したくないのです。


もう、あんな辛い思いをする毎日は、嫌です。

二度と体験したくありません。


そんなことを思いながら望んだ、上司との話し合いだった訳です。


その後、偶然に同僚と廊下で出くわし、突如起きた私の身の上の激変について、話しました。


したら、その同僚はとても驚いていて、まさかこの職場で解雇があるなんて思わなかったと、

そう言っていました。


だから、教えてあげました。


実は、私達の同僚が1人、すでに解雇されているんだよと。

その人は、たった半年で解雇されました。


わたしだって、この職場に来てまで、まさか解雇があるとは思っていませんでした。

そもそも、解雇が無いと安心しきって受けた職場であったからです。


でも、そうじゃなかった。


大不況というか、アメリカナイズというか、グローバル化というか、そういう時代の波は、

こんなひなびた職場にまで及んでいたことに、わたしも愕然としたものです。


同僚にも、わたしは辞めたくないんだ、ここに居たいんだ、部署移動したいんだと話しました。


したら、同僚も、この職場に決まるまで、約1年、無職で仕事が決まらなかったのだそうです。


お互い、就職活動で、辛い時期を過ごしてきたんだねと、初めて知った出来事でした。


大不況の波と、意味不明なアメリカナイズ。


これが、今の日本を襲っている、弊害だと思っています。


アメリカに住んだこともない、アメリカ企業で働いたこともない日本人が、

アメリカならファイアー(解雇)だ!と叫ぶ、愚かな時代。


解雇のもたらす意味を、まったく理解さえしていない人間が、変にアメリカナイズされて役職に就くと、

部下は不幸です。


というわたしは、アメリカの企業に居ました。

目の前で解雇された人を何人も見てきたし、自分も解雇されました。


解雇とは、人のささやかな暮らし、そしてささやかな幸せを奪う行為です。


愚かな行為です。


だからかな。 わたしを部署から追い出した人を許していないし、同時に、その部署から出れてよかった。

そう思うんです。


願いはただ一つ。 

無事に、部署が異動できる事です。


したら、わたしは入社1年目の、1周年記念を7月15日に迎える事ができます。


入社した時に、手帳に書き込んで決めていたのです。


1年後、ちょうど1周年記念の日、無事に迎えられたら、ささやかにお祝いして喜びをかみしめようって。


だから、わたしのそんなささやかな暮らしと幸せを、わたしは護らないと行けないんです。


今は、ただ、神様に祈っています。


無事に、部署を移動できますようにと。
by carmdays | 2012-05-22 20:07 | 日記