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暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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7年間ほぼ無職

わたしは、7年間、ほぼ無職だった。


本当に、過酷な毎日に、人生をあきらめてたな。


アメリカに渡った友が、いま、昔の私と同じ状況に陥っている。


仕事が無いと言うか、彼女の夫になる彼もまた、無職。

2人そろって、いま無職なのだ。


彼の方は、もう長い事、いや、最初から、大学卒業時から定職についていない。

ずっと、アナウンサーを目指してて、それがダメになった後、コメディアンを目指してた。


彼女はと言えば、定職についていたが、リーマン・ショックの影響で解雇になって。


アメリカ人と日本人の結婚だから、いままだグリーンカードが取れていないんだ。


だから、彼女はまだ働く事が、ステイタス上できないでいる。


それもあって、無職でもある。


2人そろって無職で、精神が病みそうとブログに書いてあって、心配になった。


心配した所でどうかできる訳じゃないのだけれど。


昔のわたしを思い出していた。


7年間、まともな収入がないとどうなるかというと、借金せざるを得ない訳です。

支払のために。


年金が支払えない。

医療保険が支払えない。

医療費が支払えない。

住民税が支払えない。

携帯電話代が支払えない。

面接やエージェントに行く交通費もことかく。

遊びになんて、ましてや行けない。

海外旅行? 何それ。


そう。 すべて、借金で暮らすしか、生き延びる術がなくなる訳です。


もちろん、貯金はありました。


でも、例えば300万円貯金があったとして、そんなの2年あれば使い切るんです。


ただでさえ、収入がないのに、生きるために、借金せざるを得ない苦悩と辛さ。


お財布に57円しか入っていなかった時もあった。


なーーーーーんで。 こんなに極貧にならざるを得なかったかと言うと、

ただただ、仕事が決まらなかったからなのです。


本当に過酷でした。


わたしの経歴は、人さまの眼には立派に見えるものです。


国立大学の大学院を出て、大手で勤めてきた。


これだけあれば、就職などできそうなものですが、それが違いました。


まず、当時、7年前は、ばりばり年齢制限があった。


今はもうそんなの減ってきたけど、7年前は、ばりばり年齢制限があったのです。


当時すでに30歳。 門戸を開いてくれるのは、外資系の企業だけ。


外資系の企業だけが頼みの綱でした。


日本の企業は、話しにならなかった。 ※ 当時は。


次に、わたしがやってきたこを行かせるポジションが、限られていた。


次に、じゃぁ事務をやるかと思っても、年齢制限で却下されるか、経歴が立派過ぎるからいらないと、

そう、面接ではっきりと断られるだけだった。


アルバイトで食いつなごうと思って、やっぱり経歴を見られて、あなたには向かないと、

アルバイトでさえ面接に落ち続けた。


いままで、いったいいくらの交通費を浪費し、いったい何社、受けてきたか、もう数えられない位だ。


時折、派遣社員の仕事が舞い込み、やったものの、1カ月ごとの契約で、

無理難題を言われて断れば、解雇された。


ぼろぼろ。 過酷。 言葉では言い表せない7年間だった。


学んだことはいろいろあるが、待つと言う事、それをただ、ひたすら、学び続けた7年だったと思う。


何より、平和である事、暮らしがあることに感謝できる人になれた。


そんな自分の過去を振り返ると、いま、夫になる彼とそろって無職の苦しみにあえいでいる友が、

本当に不憫だった。


できること?


なにもないんです。


ただ、時が来るのを、じっと耐えて待つ。


これしか、他に何もすることはありません。


そうそう。 7年間で、わたしが積み上げた借金は450万円。


まぁ、7年間で、その額で暮らしてきたと思えば、かなりやりくり上手と言えるが、

借金は、そこまで積み上がった。


いま37歳。

目標は、40歳前の39歳中に、全額借金を返済し終える事です。


40歳からは、老後の資金をきちんと貯めたいので、それまでに借金を完済したいのです。


友達も、夫になる彼も、日本より不況がひどいアメリカで暮らしている。


先に未来がない今日と言う日を、ただ生きるしかない辛さを、遠く東京から見守ることしかできない。


わたしが味わった苦難を、いま友達が体験して居る。


わたしに言えること。 自分の未来を信じろ。 そして、神様を信じろだった。
by carmdays | 2012-08-08 20:30 | 日記