暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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アナグマ

アナグマって、知ってるでしょうか。


ロンドンの公園、キュー・ガーデンにいるんですよ。 アナグマ。


一見、スカンクみたいにも見えるし、アライグマにも見える。


名前の通り、洞穴というか、土に穴を掘って、そこでひっそりと生息する子。


自分が、人とのかかわりを遮断し、部屋に閉じこもってじっとしてるとき、

自分がアナグマだなって、そう思うことがよくある。


なんで、人とのかかわりを職場で遮断するかというと、

これが、やっかいなこと、ちっちゃいんだけど、めんどうなことが、頻発してきたからなのですよね。


それって、本当にストレスなわけです。


だから、部屋に閉じこもって過ごすことがめっきりと増えました。


あぁ。 わたしって、アナグマだなと思うわけです。


でも、仲良い人とは話すし、最低限の交流の場は、維持できているのですが。


一人がダメっていう人には、こんなこと、できないのかもしれないなあ。


昔、こういうことがありました。


わたしが、何をやっても全部裏目に出て、最低最悪な、今までの人生史上、最もどん底を味わった時代、

わたしから去って行った人がたくさんいました。


ほとんどが、去って行ったといっても過言ではありません。


わたしの苦境がわからないから、というのも理由だったのかもしれませんが、

簡単に言えば、うわべだけの友達だったということなんですね。


自分が、本当に辛く苦しい時、だれが本当の友達かが、はっきりと、わかってしまうものです。


当時というのは、もう、そりゃぁ、本当にどうにもならない気持ちがかけめぐるほどの孤独に

さいなまれました。


だって、自分の苦境を愚痴れる人もいなくなり、弱音を受け止め、アドバイスをくれ、励ましてくれる人も

すっこーんといなくなったのですから。


正確に言うと、二人残りました。


でも、毎回、この二人によっかかる訳にもいかないわけです。


この二人にだって、暮らしと人生があるのですから。


だから、ひとり、 孤独の時間を、ただひたすら、じっと、じーーーーーーーーっと、

やり過ごし、耐える時間というのが、無情に感じられた日々があったのを、思い出します。


ところが、転機が訪れたんですよ。


あれだけ、孤独でつらくてどうにもならなかったのに、

あまりに辛すぎたんでしょうね。


星空見上げたら、もう、孤独を突き抜けてしまったんですよ!笑


宇宙の成層圏へと、突き抜けてしまった勢い。 そんな「感じ」でした。


孤独ってものを、突き抜けてみると、そこには、独りで過ごすことのできる時間の静寂と平和な時間が

あったという。


それは、とても満ち足りた感覚でした。


以来、独りで過ごすことが、今度は1番居心地のいい時間になってしまったという、

なんとも、皮肉な話ですが、そうなのでした。


だから、アナグマ生活も、ときたま退屈するんですけど、かといって、全然居心地がよいものでもあり。


きっと、アナグマもそうなんだなぁと、ふと思っちゃったりします。


こんな体験をした人が、実は、身近なところにもう一人いました。


今ではもう交流はないのですが、男の子で、独りそういう人がいました。


大手広告代理店に勤めていたその男の子。

世間じゃエリートです。


きっと、寄ってくる人の数も、たくさんいたんでしょうね。


が、あまりの激務人生を10年続けてきて、自分が廃人になると思い、思い切って退職。

独立してオフィスをかまえたのです。


が、その途端、彼から離れていく人が沢山現れました。


今まで応援してくれていた人も、手のひらを返したように、そうではなくなったのだそうです。


自分が会社を辞めてみて、初めてだれが本当の友達か、よくわかったと、そういっていたことを

思い出します。


会社名、ステイタス、給料、経済力。

そういうものに惹かれて、いわば、ブランド力と言えるのだけれど、近寄ってくる人は世間じゃ何気にいる。


それらの人を、本当に信頼に値する人か、苦悩するときそばにいてくれる人か、

良い時に見極めるのは、難しいんですよね。


アナグマって、土の中でひっそりと生涯を終えていく生き物だけど。


アナグマなりに、世界の広さを感じて、夜空の美しさに感動し、生きているんだと思う。


アナグマなりに、生きていくための術があるようだ。
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by carmdays | 2012-08-14 14:18 | 日記