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暮らしの中での思い事をつづります


by carmdays
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13歳の時の記憶

中学1年になったばかりの時、お母さんが、アメリカに行くか?と言った。


アメリカの、おばさんのところに行くか?


そういう意味だった。


つまり、アメリカに留学するか? と、アメリカに単身移り住むか? と。


わたし一人だけね。 英語の勉強のために。


わたしは、何も深く考えずに、うん。 と、答えた。


アメリカがどんなところかも知らなかった。


13歳の夏、わたしは、アメリカに送り出された。


飛行機に一人で乗った。


サンフランシスコの空港で、独りで乗り換えた。


到着したのは、カリフォルニア州の州都、サクラメント。


あれから24年の月日がすぎた。


わたしを迎えに来てくれた親戚のおばさんは、もう他界した。


おばさんの夫(アメリカ人)も、すでに他界している。


いまは、甥っ子たちが、家を管理している。


あの時に見た、初めて見たアメリカは、すべてが大きかった。


大きすぎて、さみしかった。


だから、いつも家に引きこもって、VH1を見てたんだっけ。


これが、ニューヨークだったら、独りでいろいろと動いて回ったんだろうけど、

サクラメントだったから、

車がないとどこにも行けなくて。


だから、家にひきこもってたな。


行った意味がないんだけどね(笑)


でも、英語がまったく話せないのに行って、親戚のアメリカ人たちの英語を聞いているうちに、

単語の意味を、見出すようになっていった。


辞書なんか、使わずともにだ。


たとえば、日焼け。


わたしの日に焼けた顔をさして、sunburnと何度もいうから、日焼けなんだとわかった。


こんな具合で、英語を覚えていったのを、いまでもなつかしく思い出す。


いい体験だったかといえば、もっと体験してみたいことはあったが、

確かに、13歳で、独りで、アメリカに渡った経験は、

その後のわたしの人生の何かに、影響を与えているような気がする。
by carmdays | 2012-09-14 12:01 | 日記